会計ソフトを使って帳簿をつけていれば、仕訳がわからなくてもほとんどソフト任せで入力することが可能です。
ですが、ただ帳簿をつけて正しく確定申告を行ったとしても、内容が理解できていなければ自身が事業の会計状況を把握することはできません。
仕訳について理解することで、決算書等から事業の財政状況を読み取り今後の経営にいかしていくことにもつながりますので、基礎の部分だけでもぜひ理解しておいてください。
取引の内容を表す勘定科目には多数の種類がありますが、それらは全て「資産」「負債」「資本(純資産)」「費用」「収益」の5つのグループに振り分けられます。
このグループによって、増加(発生)時・減少時にそれぞれ借方・貸方のどちらに記録するかが決まることとなります。
借方と貸方の項にも表(文章)にて記載しましたが、以下に、各グループが増加(発生)した際借方と貸方どちらに記録するのかをまとめた図を載せておきます。
各グループの内容と、主な勘定科目は以下のようになります。
複式簿記の青色申告では、申告時に貸借対照表と損益計算書を作成する必要があります(簡易簿記でも損益計算書は必要)。
これらは仕訳の結果から簡単に作成できます。
というより、これらを作成するために仕訳を行ってきたといえます。
貸借対照表は、1年間の「資産」「負債」「資本」のグループに属する勘定科目を取り出してまとめた表で、事業の財政状態を表します。
損益計算書は、1年間の「費用」「収益」のグループに属する勘定科目を取り出してまとめた表で、事業の経営成績を表します。
貸借対照表と損益計算書について詳しくは青色申告決算書の作成のページ(準備中)をご確認ください。
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